2023.12.20
開発スタッフ クルマいじりレポートPart2
こんにちは、製品開発部の竹田です。
製品開発の引き出しを増やすため、愛車を自由にいじってOK!なこの企画!!
私は念願であったカーオーディオへのDSP組み込み+ハイレゾ環境の構築に挑戦します。
※DSP…Digital Signal Processor (音声信号をデジタル処理して車内向けに補正する機器)
下が現状と組み込み後の図です。(リアスピーカーは鳴らさず、フロントのみの接続です)
もともとナビがマルチ接続できるDSP機能をもつタイプだったので、
クロスオーバーやタイムアライメント機能など、色々試していました。
しかしナビ付属機能としてのDSPでは色々と限界があったので、今回専用DSPを導入していきます!
※クロスオーバー…高域担当と中低域担当の受け持ち帯域を割り振る機能
※タイムアライメント…リスナーに音が届く距離の差を補正する機能
選んだDSPはHELIX社のDSP MINI MK2です。
アンプレスのエントリーモデルでハイレゾ対応かつ光デジタル入力があるのが特徴です。
というわけで、早速内装バラバラです。
何度もバラしているのでいい感じに馴染んできて一瞬で外れます。
DSPとアンプの電源のために、常時電源とナビからのリモート線を分岐します。
DIYあるあるだと思うのですが、過去に自分がした配線がさっぱりわかりません。
エンジン停止中もサブバッテリーでオーディオを動かすため、 リレー(5極)を2つ使った力技配線をしているので電源まわりがややこしく、Item No.1547検電テスターをあちこちに突っ込みながらの作業です。
あともちろんITEM No.3500 電工ペンチもオーディオ作業には必須です。スリーブを通し忘れてかしめてしまう等本当によくあるので、端子類は余裕を持って準備しましょう!
足りなくなって買いに行こうと思ったらクルマがバラバラ事件もDIYあるあるです。
開発基地のamon BASEはコード・端子が潤沢にあり、工具が一通り揃っているので本当にありがたいです・・・
そして今回もう一つ導入するのが、ハイレゾ対応のBluetoothレシーバー IFI社 Zen Blue V2です。
これを光デジタルケーブルでDSPに入力することで、ハイレゾBluetooth環境が完成です!
あとは多機能すぎるPCソフトと格闘しながらDSPの初期設定をしたり、
オシロスコープを使いYoutubeの見様見真似でアンプのゲイン調整をしたりで一旦取付は完了です!
オシロスコープを使い正しい手順を踏んでゲイン調整するだけで
ドアスピーカーの鳴りがこんなに変わるものかというほどメリハリが出ました!
DSPの調整はまだまだこれからですが、いろいろ試行錯誤してドンピシャのフロント定位に挑戦していきます。