三角表示板の代替品、軽量コンパクトな製品が誕生しました。

こんにちは。開発の高橋です。

皆さま、停止表示器材ってご存知でしょうか。三角表示板や停止表示灯と呼ばれている製品です。

高速道路走行時のトラブルで緊急停車した際、設置表示が義務付けられているものです。
しかしながら、”高速道路に乗らない人もいる” と言うことで、

・新車には標準装備されていない
・車検の検査項目にない

といった様々な事情が有ります。また、普及していない事例として

・重い
・組み立てが手間
・嵩張る
・バイクでは積載スペースがそもそもない

と言ったことが理由で、なかなか普及していないのが実情です。
このような背景から高速道路における死亡事故のうち、５件に1件は停車中に後続車が追突する事例が有ります。
特に、平成28年中の２次事故27件の内、停止表示器材を設置していたのは たった1件でした。

もし、もっと安全で使い勝手の良い停止表示器材があれば、このような事故を未然に防ぎ、人命を失わなくて済んでいたかもしれません。カー用品メーカーに働く開発マンとして、非常に心苦しい日々を過ごしておりました。

そんな中、”人の命を守りたい" "安全なものを作りたい" と言った想いから生まれたのが「ITEMNo.6900　緊急点滅信号灯」となります。

こちらは安全を追求し、社内テストにおいては1km以上先からでも容易に確認可能で圧倒的性能へ振り切った製品でした。

ただ、法律では従来の停止表示器材しか認められていない為、一部の方にしかご理解いただけず、普及したとは言えませんでした。そんな悶々とした日々を過ごし数年。ついに運命の日が訪れます。そう、停止表示器材においてＬＥＤ発光が認められたのです。

そこからは「ITEMNo.6900　緊急点滅信号灯」の際に蓄積した検証データ及び調査結果をベースに

・しっかり目立つ、視認性能
・バイクやクルマの走行振動に耐えうる専用設計
・買いやすい、手頃な価格
・高速道路上を歩かずにいち早く安全に設置が出来ること
・従来品のようなトランク積載ではなく運転席から届く範囲に保管できること

といったポイントをしっかりと抑えながら進めて参りました。

法律さえ満たせば良いと割り切れば、明るさが暗くて目立たない製品を出すことも出来ますが、”人の命を守る”といった製品であることから妥協はできません。
また、もしもの時にしっかりと使えるように、製品自体の信頼性も最重要事項です。
売り場でパッケージだけを見ると、何とも小さく頼りないように見えてしまうかも知れませんが、この小ささには手元に保管出来るといった意味があり、もちろん小さいながら性能はしっかりと発揮します。
そして、何より我々エーモンがLEDや安全用品を継続的に開発してきたノウハウが凝縮された、実は優秀な製品なのです。

小さくとも、しっかり頼れる旅の相棒です。
まだ持っていない人は是非おひとつ、買ってみてください。
そして、ご家族が仕事で高速道路を利用される方や、お子様が免許を取られた方々は是非、ご家族にプレゼントしていただければと思います。
高速道路に乗らない方は法律上必要としませんが、数千円で二次事故や命を守れる可能性が上がりますので、皆様の大切な方への安全を願ってお渡してもらえたらと思います。
是非ともPURPLE SAVER（パープルセーバー）特集コンテンツもご覧ください。
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少し長くなりましたが、このように我々エーモン開発マンが作る製品には色々な想いや背景が含まれていますので、今後も少しずつご紹介出来ればと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
引き続き、面白い製品を作っていきますので乞うご期待ください！