LEDの学校｜2年生編 4時間目 揃えておきたい工具や端子類｜エーモン オフィシャルWEBサイト

揃えておきたい工具や端子類

実践的に使い方を学ぶ前に、まずは必要な工具や端子について解説

電工ペンチ

配線コードを切ったり、被覆を剥いたり、端子を付けたり…といった一連のアクションが１本でこなせる専用ペンチ。電装DIYにおいては、主役的な存在だ。

最低限必要なモノに限れば、

それほど多くの工具は必要ありません

検電テスター

純正の配線やヒューズにあてて、電気が来ているかどうかを調べる。カンタンにいえば、電源探し用のツール。電工ペンチと並ぶ重要なアイテム。

そこでもくわしく紹介しますよ！

検電テスターは3年生になったら、実践編でどんどん使うツールです！

ラジオペンチ

先の細いペンチ。細かい部品をつかんだり、ヒューズを抜いたりするのに大活躍。カッター部で配線コードの切断もできる。ただしコレで端子は付けられない。

ラジオペンチでギボシ端子を付けるのはNGですよ〜。取れてしまいます

プライヤー

はさんで圧着するための工具。下の方で紹介している、接続コネクターを使う時は、電工ペンチではなくこのプライヤーを用いる。電工ペンチに比べると、一般的にも広く扱われる工具だ。

電工ペンチではなくて、こっちを使う端子もあるのね

配線コード

LEDと電源の間をつなぐ延長用のコード。離れた位置にある「電源」と「LED」をつなぐのに使う。太さはいろいろあるが、LEDの場合は、0.2〜0.5スケアをよく使う。

太い方が電気をたくさん流せるけど、LEDは低消費電力だから、細線でいいのだ

ギボシ端子

オス

メス

配線どうしを接続するための端子で、最も登場頻度が高い端子でもある。オスメスを組み合わせて使うことで、脱着を可能に。あとで部分的に配線をやり直したりする際にも、とても便利な接続端子。

クワ型端子

マイナス配線をボディアースするときに使う。先が開いているので、純正のネジをゆるめてすべり込ませるのに便利。

丸型端子

バッテリーのプラスターミナルから直接電源（常時電源）を取るときに使う。クワ型端子（←）に比べると登場頻度は低い。

圧着接続端子

ひとつの端子の左右に配線を入れて圧着するタイプの端子。脱着はできないが、ギボシ端子とは違い細線にも対応。

接続コネクター

ギボシ端子と同じように配線をつなぎ、脱着も可能なコネクター。

「クワ型」も「丸型」も…端子のカタチそのままのわかりやすいネーミング☆

電工ペンチを使わずに、プライヤーで装着が可能。コレは便利だ〜

配線コネクター

赤 0.5スケア

白 0.2スケア

LEDにおいては「純正配線を分岐させて電源を取り出す」作業でよく使われる。色によって対応する線の太さがことなる。LEDの場合は0.5スケア線対応の赤、0.2スケア線対応の白をよく使う。

配線を分岐させるときに使います

カンタン接続分岐コネクター

3本の線を入れる穴があるので…1本の電源線と2本の分岐線を入れれば電源分岐になる。

純正配線への割り込みには使えません

ギボシ端子や圧着接続端子や接続コネクターっていうのは、どれも配線をつなぐためのものなのよね

そうですね。つなぐのが目的というイミでは同じ

それならなんで3種類も出てくるの？

それぞれに長所・短所があるので、使い分けると便利なんです

そのあたりは次の時間に説明しましょう